充電しようとスマホを手に取ったのに、肝心のケーブルだけが見当たらない。
机の端に滑り落ちていたり、メモの下に潜り込んでいたり…。
小さな探し物でも、作業の流れがふっと切れてしまう瞬間があります。
じつはこの迷子は、ケーブルの本数ではなく「手前10cm」に定位置がないことが大きな理由です。
ケーブルが迷子になるのは“距離・向き・視線”が毎回ずれるから
ケーブルは、使うたびに少しずつ位置が変わります。
引き寄せる、抜く、戻す。そのたびに距離と向きがわずかにズレ、
次に使うときにはもう“さっきの場所”にはありません。
さらに、スマホが日によって置く位置を変えると、
視線の基準も毎回リセットされます。
「手前のどこを見るとケーブルがあるか」が曖昧なままなので、探しやすさが安定しません。
結果として、ケーブルは端へ転がり、スマホは日替わりで違う向きを向き、
「探す → 挿す」の動作が毎回ゼロからやり直しになってしまいます。
本質は「手前10cmに小さな区画がない」こと

原因を整理すると、
・スマホの置き場が手前に固定されていない
・ケーブル先端の“ゴール”が存在しない
・視線と距離の基準が毎回ずれる
という3つの構造的なズレが重なっています。
つまり、散らかっているのではなく、
「手前10cmに小さな区画がないせいで、動作が毎回リセットされている」状態です。
手前10cmに区画をつくる3ステップ
① スマホの定位置を手前10cmにひとつ決める
キーボードの左右どちらかに、
「スマホはいつもここに戻す」という位置を手前10cm以内で決めます。
ここが区画づくりの基準点になります。
薄い折りたたみスタンド(MOFTなど)を使うと角度が安定し、
手前でも邪魔にならず、通知の確認もスムーズです。
② ケーブル先端の“向き”を一本の線にそろえる
スマホの差し込み口とケーブル先端が、
まっすぐつながる向きに整うように配置します。
スタンドの根元あたりでケーブルが止まるようにすると、
そこがそのまま「ケーブルの小さなゴール」になります。
③ 他のガジェットは一歩だけ“外”に出す
モバイルバッテリーやイヤホンが手前10cmに入ると、視線が散り、迷いやすくなります。
「手前10cm=スマホとケーブル専用」にして、他は同じ高さの少し奥にまとめます。
区画が決まると、戻す動作が一度で終わり、小さな迷子が起きにくくなります。
明日は、手前で待つケーブルにそのまま手を伸ばせるはずです。
それでも迷うときの微調整ポイント
ケーブルの長さが余っている
余分は軽くまとめ、「手前10cmまでしか来ない」状態にすると流れにくくなります。
スタンドの位置が手前から遠い
モニター側に置くと距離が伸びます。キーボード横に寄せるだけで使いやすくなります。
他のケーブルと混ざっている
スマホ用は手前、ほかは奥。距離で分けると判別しやすくなります。
スタンドの置き場所が日替わり
折りたたみタイプは“閉じて置く位置”も決めておくと、翌日また同じ区画で使えます。
まとめ|手前10cmが決まると、探す時間がほぼ消える
ケーブルが迷子になる理由は、片付けではなく、
手前10cmに小さな区画がないことにあります。
スマホの定位置を手前に決め、ケーブルの向きをそろえ、ほかのガジェットを外へ出す。
この3つがそろうだけで、「どこだっけ?」がほとんど起きなくなります。
手前に小さな区画がひとつあるだけで、充電のたびに止まっていた動作が静かに続きます。
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